【初心者向け】もう怖くない!パソコンのスペック表の見方〜CPU・メモリ・ストレージの超重要チェックポイント〜

「スペック表ってなにが書いてあるの?どこを見ればいいの?」
パソコンを買おうとしたとき、まず目にするのが「スペック表(仕様一覧)」。でも、よく見ると「Core i5」「8GB」「SSD 256GB」など、数字とアルファベットの羅列ばかりで、初心者にはとても分かりづらいですよね。
この記事では、初心者の方でもパソコン選びに迷わなくなる「スペック表の見方」を、わかりやすく解説します。特に大切な3つの要素「CPU・メモリ・ストレージ」に加え、使い勝手に影響するポイントも整理しました。
◆ そもそも「スペック表」とは?
パソコンのスペック表は、そのパソコンに何が入っていて、どれくらいの性能を持っているかを表す一覧表です。
車で言えば「エンジンの大きさ」「燃費」「トランクの広さ」などが記載されたカタログと同じで、パソコンの性能を決める大事な情報がつまっています。
◆ まず見るべき3つの基本項目

初心者の方は、まずこの3つだけをしっかり見ましょう。
項目 | 役割 | 選ぶときの目安 |
---|---|---|
CPU | パソコンの”頭脳” | Core i5 または Ryzen 5 以上 |
メモリ | 作業スペース(机の広さ) | 最低8GB。快適に使うなら16GB以上 |
ストレージ | データの保管場所 | SSD(M.2ならさらに快適)/256GB以上 |
この3つを押さえるだけで、パソコンの「快適さ」はグッと変わります。
◆ CPU(頭脳)ってなに?
CPU(中央演算処理装置)は、パソコンのすべての命令を処理する「頭脳」です。動作の速さや、複数のアプリを同時に使えるかどうかは、CPU性能に大きく左右されます。
よく見るCPUの種類
- Intel Core i3 / i5 / i7 / i9
- AMD Ryzen 3 / 5 / 7 / 9
数字が大きいほど高性能です。同じ世代なら、i7はi5よりも高性能です。
型番の読み方
例:Core i5-1240P → 「12」は第12世代、末尾の「P」は特徴(省電力、高性能など)を示します。
選ぶポイント
- 普段使い(ネット・書類作成) → Core i5 / Ryzen 5
- 動画編集やゲーム → Core i7 / Ryzen 7 以上
- 世代はできれば第10世代以降を選びましょう
👉 【初心者向け】CPUってなに?“頭脳”の役割・性能・選び方をやさしく解説!
◆ メモリ(作業スペース)ってなに?
メモリは、アプリを開いたり作業したりする時に一時的に使う「作業机」の広さのようなものです。
容量の目安
- 4GB:最低限(できれば避けたい)
- 8GB:日常利用で快適
- 16GB:重めの作業や複数同時作業でも安心
写真編集やZoom会議をしながらOffice作業をする人は、8GB以上必須です。
◆ ストレージ(保存場所)ってなに?
ストレージは、データやアプリを保存する場所。HDDとSSDの2種類が主流でしたが、今はSSDが標準です。
種類と違い
種類 | 特徴 |
---|---|
HDD | 安価で大容量/遅い/衝撃に弱い |
SSD | 高速/静音/軽量/高価だが快適 |
M.2 SSD | SSDの中でも高速。今の主流 |
容量の目安
- 256GB:最低限(軽作業中心)
- 512GB:写真や動画も安心して保存
- 1TB以上:動画編集・ゲームなど大容量向け
👉 【やさしく解説】ストレージ(HDD・SSD)の違いと選び方
◆ そのほか、用途で変わる“あると便利な”チェック項目
持ち運びを考えるなら
- 画面サイズ:14インチ以下が理想
- 重さ:1.5kg以下で快適に持ち運び
- バッテリー:8時間以上が目安
作業のしやすさ
- テンキーの有無:数字入力が多い人に便利(15インチ以上に多い)
- ノングレア(非光沢)画面:目が疲れにくい
周辺機器との接続
- USB Type-Cポートの数と機能(映像出力・充電対応か)
- HDMIポートやSDカードスロットもチェック
セキュリティ・ログインの快適さ
- 指紋認証や顔認証があるとログインが楽で安心
ソフトウェアの付属
- Office(Word、Excelなど)付属かどうか
- 年賀状ソフトなどの家庭用アプリもチェックポイント
光学ドライブ(DVD)
- 最近は非搭載が主流。DVD/CDを使いたい場合は外付けドライブも検討しましょう。
ゲームや動画編集をしたいなら
- グラフィックボード(GPU)搭載モデルを選びましょう。
(例:NVIDIA GeForce GTX / RTX など)
◆ まとめ:スペック表は「使い方」で見るべきポイントが変わる!
使い方 | CPU | メモリ | ストレージ |
---|---|---|---|
ネット・動画視聴・書類作成 | Core i5 / Ryzen 5 | 8GB | SSD 256GB〜 |
Zoom・写真編集・表計算多め | Core i5 / Ryzen 5 | 16GB | SSD 512GB〜 |
動画編集・ゲーム | Core i7 / Ryzen 7以上 + GPU | 16GB以上 | SSD 1TB以上 + M.2 |
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これであなたももう「スペック表が読めない初心者」ではありません!パソコン選びの第一歩に、ぜひこの記事を役立ててくださいね。