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【2025年版】自宅のWi-Fiが遅い!? 原因と対策をプロが徹底解説!もうイライラしない快適ネット生活へ


「また止まった…」Wi-Fiが遅くてストレスを感じていませんか?

  • 動画がよく止まる
  • ZoomやLINE通話が途切れる
  • オンラインゲームでラグが出る

自宅のWi-Fiが遅いと、ちょっとした作業もストレスになりますよね。
スマホ、パソコン、テレビ、ゲーム機、スマート家電など、今や家中のあらゆる機器がインターネットに接続されていて、Wi-Fiは生活インフラの一部になっています。

でも、「ルーターが古いのかな?」「とりあえず再起動して様子見よう…」と、原因をはっきりさせずに何となく対処していませんか?

実は、Wi-Fiの遅さにはさまざまな要因があり、ルーターの設置場所や設定だけでなく、「契約しているネット回線」自体がボトルネックになっていることもよくあるんです。

とくに、数年前に契約したまま放置している回線は要注意!
技術の進歩に取り残されて、知らぬ間に「損している」可能性も。


この記事では、家電量販店やネットサポート現場の知見をもとに

  • Wi-Fiが遅くなる原因の見分け方
  • すぐできる改善方法(設置・設定・使い方)
  • 回線そのものを見直すタイミング

を、初心者にも分かりやすく丁寧に解説します。

まずは「何が原因か」を一緒に探るところから始めましょう!


1. まずは確認!あなたの「遅い」はどんな状態?

一口に「Wi-Fiが遅い」と言っても、実際に困っていることは人それぞれ。
以下のような症状が当てはまるか、チェックしてみましょう。

  • 🔹 Webサイトの表示が遅い、画像がなかなか読み込まれない
  • 🔹 YouTubeやNetflixが止まる・画質が悪い
  • 🔹 ZoomやLINE通話で音声が途切れる・映像がフリーズする
  • 🔹 オンラインゲームでラグが出て思うように操作できない
  • 🔹 アプリのダウンロードやOSアップデートに時間がかかる
  • 🔹 GoogleドライブやiCloudなどのクラウドとのやりとりが遅い

こうした症状の原因は、大きく以下の2つに分かれます

原因タイプ内容
✅ Wi-Fi環境の問題ルーターの設置場所、設定、接続台数、機器の性能など
✅ 回線自体の問題契約しているインターネットの種類やプランの古さ

まずは「どちらが原因なのか?」を見極めることが、改善の第一歩です。


2. 自宅Wi-Fiが遅いときの見直しポイント|まずは“ルーター周り”をチェック!

Wi-Fiが遅いと感じたら、いきなり回線を変える前に、まずはご自宅のWi-Fi環境を整えるところから始めましょう。

ちょっとした工夫だけで、驚くほど改善するケースも多いんです。


✅ 対策① ルーターの「設置場所」を見直す

Wi-Fiの電波は「光」と同じで、障害物に弱く、まっすぐしか飛びません

ルーターを置く位置が悪いと、いくら性能が良くても電波は届きません。

改善のポイント

  • 家の中心に近い、開けた場所に置く
  • 棚の上など、床から1〜2mの高さがベスト
  • 厚い壁・家具・金属・水槽の近くはNG
  • 電子レンジやコードレス電話など電波干渉を起こす家電の近くも避けましょう

✅ 対策② 「2.4GHz」と「5GHz」を使い分ける

Wi-Fiには大きく分けて2つの周波数があります

周波数帯特徴向いている機器・環境
2.4GHz遠くまで届きやすく、壁に強いが混雑しやすいスマート家電、ルーターから遠い部屋
5GHz高速で干渉が少ないが、壁に弱く届く距離が短いスマホ・PC・ゲーム機など、ルーターの近く

SSID(Wi-Fiの名前)に「5G」「2.4G」と表示されている場合があります。
自宅の環境に合わせて、接続先を選びましょう。


✅ 対策③ 同時に“つなぎすぎ”ていない?

ルーターには一度に処理できる通信量の限界があります。

スマホ、パソコン、ゲーム機、テレビ、プリンター、スマートスピーカー……
意外と多くの機器がWi-Fiにつながっていませんか?

改善のポイント

  • 使っていない機器のWi-Fiをオフに
  • ダウンロードや動画視聴の時間を家族でずらす
  • 機器が多いなら、「MU-MIMO」対応の高性能ルーターに買い替えを検討

✅ 対策④ ルーター、古くありませんか?

Wi-Fiルーターにも「寿命」があります。一般的には4~5年が交換の目安です。

古い機種だと最新の通信規格に非対応だったり、機器との相性が悪かったりして、スピードが出ないことも。

通信規格別の性能比較(2025年版)

規格最大速度(理論値)特徴推奨度
Wi-Fi 4(11n)約600Mbps古い機器向け。速度が物足りない★☆☆☆☆
Wi-Fi 5(11ac)約6.9Gbps現在の主流。5GHz帯メイン★★★★☆
Wi-Fi 6(11ax)約9.6Gbps同時接続に強く、安定性が高い★★★★★
Wi-Fi 6E約9.6Gbps + 6GHz帯対応混雑しにくく快適★★★★★
Wi-Fi 7最大46Gbps(予定)高速・低遅延。普及はこれから★★★☆☆(今後に期待)

Wi-Fi 5以下を使っているなら、買い替えを強くおすすめします!


✅ 対策⑤ 中継機や「メッシュWi-Fi」の導入を検討

鉄筋コンクリートの壁や広い間取りの住宅では、電波が届きにくいエリアができることがあります。

そんな時は以下の機器が有効です

  • Wi-Fi中継機:ルーターからの電波を中継して延ばす。手軽だが場所選びが重要
  • メッシュWi-Fi:複数のルーターで家全体をカバー。移動しても自動で最適な接続に切り替わる

→ スマート家電が多い方や、家族全員がWi-Fiを使うご家庭に特におすすめです。


3. それでも遅いなら…原因は「回線そのもの」かもしれません

ルーターの置き場所を変えても、接続台数を見直しても、速度が改善しない――
その場合、家に引き込まれているインターネット回線自体が原因の可能性が高いです。

特に数年以上前の契約のままという方は、ぜひこの章を読んでみてください。


✅ 古い回線を使い続けていませんか?

以下のような回線を今も使っている場合、通信速度に限界があります

ADSLやVDSL(電話回線を使った接続)

  • ADSLはすでにサービス終了または終了予定
  • VDSLはマンションで使われていることが多く、速度が出にくい
  • 上り(アップロード)速度が極端に遅く、ビデオ通話やクラウド利用に不向き

古い光回線プランのまま使っている

  • 100Mbps時代の古い契約をそのまま使っていると、最新ルーターの性能を活かせません
  • 現在の主流は「1Gbps」以上、NURO光や一部の地域では「10Gbps」も登場しています

✅ 回線の種類を見直そう|2025年のおすすめはやっぱり「光回線」

回線の種類特徴おすすめ度
光回線(フレッツ光・ドコモ光・NURO光など)高速・安定。ゲームや動画も快適。通信制限なし★★★★★
モバイルWi-Fi・ホームルーター工事不要で手軽だが、速度は不安定なことも★★☆☆☆
CATV(ケーブルテレビ系)地域によるが、光に比べて速度が劣ることも★★★☆☆
ADSL・VDSL古い技術。すでに終了・縮小中★☆☆☆☆(非推奨)

今使っている回線が光回線ではない、または契約から5年以上経っているなら、
この機会に一度「契約プランの見直し」を検討しましょう。


✅ どの回線を使っているか分からないときは?

以下の方法で、すぐに確認できます。

  • 回線の契約書・明細書を確認
  • プロバイダのマイページにログイン
  • 管理会社や通信会社に電話で問い合わせ

「光回線って書いてあるけど、遅い気がする…」という方も要注意!
プランが古いままになっている可能性があります。紹介します。


4. 今すぐできる!Wi-Fi快適化チェック&スピードテスト

「うちのネット、やっぱり遅いかも…?」と感じたら、
今すぐできる8つのチェックポイントで、自宅のWi-Fi環境を見直してみましょう。


✅ Wi-Fi快適化チェックリスト

チェック項目簡単な説明
□ ルーターの設置場所は適切?家の中心&高い場所に置く/家電・壁の近くを避ける
□ 2.4GHzと5GHzを使い分けている?遠い部屋→2.4GHz/近い機器→5GHzが安定しやすい
□ 使ってない機器のWi-Fiは切っている?接続台数が多いと、1台あたりの速度が落ちる
□ ルーターが古くない?5年以上前なら、最新規格(Wi-Fi 6以上)へ見直しを
□ 再起動をしてみた?不具合は再起動で解消することも
□ ルーターのファームウェアは最新?アップデートで速度や安定性が向上することも
□ 回線契約が古くない?ADSL/VDSLや旧プランなら、光回線+最新プランへ
□ スピードテストで実際の速度を確認した?数値で状況を把握。目安を下回るなら回線見直しを

✅ スピードテストをやってみよう!

自宅のネットがどれくらい速いのか、実際に数値で確認できます。
やり方はとても簡単です。

【おすすめサイト】

【確認すべき数値】

項目説明快適な目安
ダウンロード速度ネット・動画の読み込み速度20Mbps以上
アップロード速度データ送信・会議の映像など10Mbps以上
Ping(遅延)操作の反応の速さ50ms以下が快適

例えばZoom会議なら、上下とも10Mbps以上出ていれば概ね問題なし。
YouTubeやNetflixを快適に観るには、30Mbps以上あると安心です。


✅ 遅かったら…次にやるべきことは?

スピードテストの結果が目安より大きく下回っていたら、
次のような対応を検討しましょう。

  • ルーターの買い替え(Wi-Fi 6以上)
  • 中継機やメッシュWi-Fiの導入
  • 光回線のプラン見直し/他社乗り換え

5. まとめ|Wi-Fiの遅さは「環境」と「回線」の両面から見直そう!

「自宅のWi-Fiが遅い…」という悩みには、
実はルーターまわりの環境契約している回線の内容
この2つが大きく関わっています。

まず見直すべきポイントはここ!

  • 📍 ルーターの設置場所:中心・高い場所に置く
  • 📶 2.4GHz/5GHzの使い分け:距離や用途で最適な電波を選ぶ
  • 🔌 接続機器が多すぎないか:未使用機器はWi-Fiをオフに
  • 📅 ルーターが古くないか:5年以上前の機種は買い替えを検討
  • 🔄 再起動・アップデート:簡単な操作で改善することも多い

それでも遅いなら、契約回線の見直しを!

  • 古いADSL/VDSLを使っていませんか?(2025年は終了・縮小の年)
  • 数年前の光回線プランのままになっていませんか?
  • モバイルルーターでの在宅ネット利用は限界を感じていませんか?

こうした場合は、最新の光回線サービスへの乗り換えが効果的です。


🔄 次回予告|2025年おすすめ光回線の選び方&比較ガイド!

次回は、
「どの回線が自分に合っているのか分からない…」
「乗り換えたいけど、失敗したくない!」
という方のために、

  • 通信速度・安定性・料金で選ぶ光回線のポイント
  • 戸建て/マンション別のおすすめ回線
  • 選ばれている人気サービス比較(NURO光・ドコモ光・ソフトバンク光 など)

を分かりやすく解説予定です!

今のネット環境に満足していない方、ぜひチェックしてみてください。


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